全国の約半分を占め、全国一を誇るりんご生産県である青森県。標高80m・昼夜の寒暖の差が10℃以上と、りんご栽培に適した土地に24名のりんご生産者が点在しています。


土づくりの管理人こと斉藤篤寿さん


豚や鶏フンに有機質の
肥料をまぜ、りんご畑へ。


有機質をたっぷり含んだ
自慢の土になります。


この土で育ったりんごの木は
葉脈のしっかりした葉ができます。



りんご栽培の基本は土作り。「土壌phを中性にし、有効微生物を増殖させて、地力の高い状態にします。そうすれば、りんごの命である葉っぱが強くなり病害虫も付きにくく、農薬散布も慣行栽培の半分程度に抑えることができます。(斉藤さん)」
津軽産直組合では、これまで経験と感に頼ってきた土作りから、りんごの生育状況をよく観察し、必要とする肥料の配合や量を見極める為に、コンピュータによる土壌分析を導入しています。勿論、肥料は、有機質肥料100%の独自の配合。「りんごも人間と同じですよ。必要以上に栄養を摂取したり、バランスが偏ってしまうと体調を崩してしまうでしょ。(斉藤さん)」有機質肥料を使って土作りを行うと、りんごの硝酸態窒素の値が安定し、ビタミン水が高く食味も良くなり、甘さに対して酸味がしっかりとついてくるそうです。

津軽産直組合のりんごは一部の品種を除き、無袋栽培をすすめています。有袋と比較すると2〜4度以上も糖度が高くなりますが、見た目も悪く貯蔵性が低くなるというデメリットもあるそうです。生協を通して直接消費者と結び付いている産直組合とは違い、販売ルートが安定しない一般農家にとっては、糖度を低い状態に保ち少しでも貯蔵性を高める有袋栽培が主流になるのは、生計を立てていくためにも必然的なことかもしれません。

 

りんごは、成っている場所によって熟期に違いがあり、収穫は機械的に行わず、熟れた実から順に丁寧に収穫するそうです。収穫を終えたら大型冷蔵庫に保管し、鮮度保持に努めているそうです。