
房総食料センターは、1969年に青年9名が「社会や経済のしくみを学び、コメづくりの技術を学びあい、仲間づくりをすすめたい」という目的で『光町稲作研究会』を結成したのが始まりでした。2年後には埼玉県の生協との「のし餅」産直を開始し、消費者に安全でおいしい農産物を直接供給したいという思いから1982年には農事組合法人 房総食料センターを設立しました
房総食料センターの本部がある光町は、銚子港からほど近くの九十九里浜から少し内陸に入った人口1万2千人の緑豊かな農業の町です。
光町の歴史を物語るには国の重要無形文化財に指定されている「鬼来迎(きらいごう)通称:鬼舞い」が行事とともに日本人の心や風土、農村信仰を伝えるのに欠かすことができないものです。毎年お盆の8月16日に真言宗広済寺で演じられます。地獄で鬼たちの責め苦を受ける亡き者を仏が救うといった内容の四段と広済寺建立縁起を物語る三段、全七段の仏教黙劇です。演ずるのはわずか25戸の集落の農業を営む方達で、親から子へ、子から孫へと口伝で800年もの時を経ても伝えられてきました。『地獄で現れる鬼とは何か』農村信仰の原型と言われる行事です。
横共光町は黒潮の影響で冬でも降雪がほとんどなく、温暖な海洋性気候の特性を活かし、野菜もお米も栽培しやすい恵まれた風土の中で、根物・なりもの・葉物を周年にわたって栽培しています。
野菜と一緒に届けられる生産者カードに、心を込めたメッセージが書き込まれています。
届いた野菜を誰がどこで作っていたのかがわかります。
野菜の履歴書ともいえる品目別栽培カードでわかります。
1戸の農家でも、いくつもの畑をもっています。畑は1枚ごとに番号をつけ、栽培報告書で「どこで、何を」栽培しているかが一目でわかるようにしています。
たくさんの生産者の中から、届けられた野菜の生産者が誰なのかを特定することができます。
生産者は毎日、行き先別商品割り振り表を記入します。
毎年、どれくらいの面積に種をまくのかは需要予測を綿密にたてた上で、栽培計画を作り、作付け計画表で具体化していきます。

房総食料センターは減農薬・有機肥料を中心とした土づくりにこだわり、独自の堆肥センターで養豚農家と提携して豚のふん・ワラ・モミガラを自然発酵させて数ヶ月ねかせた出来たての培養土と魚粉・カニガラ・ナタネかすなど自然素材を配合した有機肥料や微生物によって発酵させたボカシ肥料で力のある土づくりをしています。
房総食料センターの生産者121世帯中、山田町・芝山町・多古町の32名で「里芋部会」を作り、生育状況をつかむために生産者と職員が一緒に畑の見回りを定期的に行います。生産者は畑を毎日見回り、害虫の初期防除につとめ、農薬の使用を減らしています。また、毎月、農薬成分116項目の残留農薬検査、硝酸含有量分析、ビタミンなどの栄養分析を行っています。

里芋は「土垂系(どだれ系)コロンとした卵型」の品種です。どだれ系の里芋の肉質はでんぷんを多く含む粉質で、ねっとりしていて煮崩れにくいのが特徴です。外観は横シマ模様がくっきりと出て、味はホクホクとおいしいです。
里芋は中央にある親芋のまわりに小芋がつき、さらにその小芋に孫芋がつきます。親芋に多くの小芋が出来ることから子孫繁栄の縁起良い食物として農耕儀礼や晴れの場の食べ物として受け継がれています。組合員さんにお届けするのは白芋の小芋です。親芋や孫芋は、自家用にするそうです。
里芋は、葉が大きく時には背丈よりも大きくなることもあり、成長には多くの水分を必要とします。
里芋のピザ
(材料)・・・里芋塩・こしょう、ピザソース、お好みのトッピング、野菜、とろけるチーズ
(作り方)