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和歌山県の山深い山間斜面で南高梅が栽培されています。
江戸時代には紀州藩の支藩であった田辺藩(南部地方)が梅林の租税を免除するなどの奨励策をとり、農民が重税を免れるために米作りにむかないやせ地に梅を栽培したことに梅栽培は始まります。明治時代には軍需要や「日の丸弁当」に欠かせない一般家庭の常備食品として、さらに栽培農家が増加するとともに観賞用、食用へと品種改良が盛んとなります。昭和に入り大粒で肉厚な上に種が小さい『南高梅』を開発し、種苗名称登録してブランド化します。そして紀州梅の代名詞となった南高梅を栽培する和歌山県は、日本一の梅産地となりました。
総務省統計局の家計調査年報では平成15年の梅干の一世帯あたり年間購入数量は約1000グラムでした。金額にすると梅干購入年間約1700円を支出しています。健康志向ブームやご家庭で手作りの漬物を作らない方の増加、生産者がさらに食べやすくておいしい梅干作りに努力したことで梅干の消費量は伸びて成長しています。
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梅はバラ科の落葉高木で、秋になれば葉を落とします。暖かいところに自生する樹木で、温度の変化に反応しやすく一番早く花をつけるところから春の季語として古代から愛でられ、甘い香りとともに春の訪れを告げてくれます。2月には梅林のつぼみが白色一重へと開花し、2月から3月にかけては梅の香りがあたり一面にただよい、梅花は山を彩ります。
梅のほとんどの品種は自分の花の花粉では実がつきにくいという性質を持つため、受粉用樹木として小梅や小粒南高梅を近くに混植しています。梅の花びらは5枚で、その中心にある「メシベ」が受粉することで根元が膨らみ、梅へと実ります。
3月下旬、梅の木枝が勢いよく芽吹き、ガクやオシベが落ちるとメシベが膨らんだ"梅の赤ちゃん"が顔を見せます。一雨ごとの温かさで梅の赤ちゃんは成長し、日光の当たるところは鮮やかな紅色に色づきます。
カリカリ漬用の小梅からお届け開始し、青梅Mサイズ(直径2cm程度)、南高梅L〜LLサイズ(直径3〜4cm程度)を鮮度保持包材に入れてお届け致します。種の大きさはM・Lに違いがさほどなく、直径が大きくなると果肉が厚くなります。小梅はカリカリ漬用と漬梅用と2種類の企画がありますのでお買い求めにご注意ください。

梅と言えば梅酒、梅干が主流ですが、お酒を飲めない人でも大丈夫な梅シロップや梅サワーなど梅のエキスをいかした手作りジュース類や梅ジャムが人気です。梅は「花も実もある」と形容され、花は鑑賞として優れ、実もおいしく身体によい、つまり外観も中身も充実しているということです。
『青梅』とは品種ではなく、熟していない状態のうちに収穫したものを言います。農林水産省のページには「未熟の青梅の種には、アミグダリンという青酸配糖体が含まれていて、梅自体の酵素作用により分解し、青酸を生じることがあります。ただし、青梅中のアミグダリンによる致死量は、成人で300個、子供で100個に相当し、通常の食習慣では考えられない量です」とあります。

梅はすっぱいので酸性のようですが実は、アルカリ性食品で三毒(食べ物・血・水)を絶つ体にいいものです。
その猛毒の青梅がアルコール漬けや塩漬けにすると解毒され、反対に身体に良い作用を働くから驚きです。
特に食中毒の気になる雨季に、解毒や殺菌効果のある梅の保存食を身近に常備しておくことは古人の知恵ですね。梅酒を飲んだ後に残った梅は、パウンドケーキ一本に15〜20粒を刻んで混ぜ込むとレーズンの代わりになり、とっても美味しいですよ。