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2023年06月08日農産ブログ

桃の産直産地「加納岩果実農協」(山梨県)を訪問!


こんにちは、農産バイヤーの吉岡です。毎度ご覧いただきありがとうございます。

6月某日、桃の名産地・山梨の産直産地を訪問してきました。
訪問当日は、全国で線状降水帯が発生し、バケツをひっくり返したような大雨となったまさにその日で、滅多に訪れないこんな日に何故、、と恨み節の小生。日頃の行いが悪いのか。

本降りの中、圃場へ

加納岩果実農協は組合員20数名の小さな農協組織です。理事長をはじめ、全員が専業農家。
山梨県と言えば、、そう!ぶどうの産地でもあります。
組合員はほぼ全員、桃以外にもシャインマスカットを育てているそうです。

その理由は、地の利にあります。この地域は、笛吹川の扇状地で南面傾斜のため陽当たりが良好、砂壌土で水はけも良く、内陸盆地特有の大きな寒暖差、日照時間が長いなど果実栽培には非常に適した土地なのです。
土づくりへのこだわりは肥料づくりからということで、こちらではボカシ肥(米ぬか、魚粉、大豆カス、菜種カス)を使用しており環境配慮も十分。県のGAPやエコファーマーの認証も取っているんですよ~

山梨県GAPの認定証

さて、今年の生育状況はと言うと?
その答えは、順調そのもの!
心配された春先の雹(ひょう)被害もなく、すくすく育っていました!どちらかと言えば大玉傾向で、紙面表記より重量のあるものが届くことが増えそうです。組合員にとっては朗報ですね♪

すくすく成長。もうあと3週間といったところ。

今は、摘果と言って、多くついた果実を摘み取って果樹全体のバランスを整えていく作業の真っ最中。6月20日過ぎには初収穫・初出荷となる予定です。

ひと言で桃といっても実はさまざまな品種がリレーしていることをご存じですか?
ざっくり言えば、前半は「白鳳系」、後半が「白桃系」。7月下旬から切り替わります。
白桃系は「硬く、白っぽい」のが特徴で、追熟してもそこまで柔らかくならない品種らしいのです。皆さん、ご注意を!

ちなみに、地元の農家さんたちにとっては圧倒的に硬い桃のほうが人気なんだとか。
個人的には、完熟、いわゆる腐る寸前のとろけるような状態が好きなので、これを聞いて意外でしたね。私の嗜好が珍しい??皆さんはいかがでしょうか?

この地域は夏になると気温が40℃近くまで上昇することもざらで、そういった近年の気候変動にも耐えうる品種の改良が進んでいるようです。
耐性の強い品種を作ろうとすると、どうしても果肉が硬いものになっちゃうみたいなんです。

近い将来、とろけるような柔らかい桃が世の中からなくなっちゃうのでは?
腐る〇秒前の完熟大好きな小生にとっては由々しき問題です!!

光センサーで糖度、内部褐変を検知

今年も6月4回を皮切りに「加納岩の桃」の商品名でスタートします。
2個(400g以上)、4個(800g以上)、1.2kg箱(4~6個)をご案内予定で、8月1回~2回はお盆向けの予約企画もございます。手土産、進物用にも重宝しますよ!
9月にはよりジューシーで高品質な「加納岩の黄金桃」の企画も予定しております。

産直産地の方々が丹精込めて作り育てた「加納岩の桃」、今年もたくさんのご注文をお待ちしております!!