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2019年03月06日農産ブログ
「コープ北陸 産直研究交流会」を開催しました
商品部のSです。
3月2日(土)に、「2018年度 コープ北陸 産直研究交流会」を開催いたしました。
既存産直産地・指定産地・中間取引業者の方にご参加いただくとともに、コープ北陸からも商品委員会委員及び役職員、更には各会員生協からも多数の組合員にご参加をいただき、総勢74名での交流会となりました。
今回は、学習講演として、石川県「株式会社 金沢大地」の井村様に「オーガニック。食べてくださる皆様と地域農業」という題でお話をしていただきました。
井村様が脱サラをして農業を継いだころから現在に至るまでのなかで、オーガニック(有機栽培)農業に対する考えや、自分たちの畑で収穫した農作物を利用し加工品の製造を行うなどの取り組みを参加者への質問も交えながら詳しくお話をしていただきました。井村様自信が就農時から夢を持って農業に取り組んでおられることを聞き、夢を持つことの大切さを改めて知りました。
尚、昨年秋に、金沢市尾張町の町家に「金沢ワイナリー」というワイン醸造所兼レストランをオープンしています。自社栽培のぶどうを使ってワインを作られているそうです。2階はフレンチ農家レストラン「A la ferme de Shinjiro(ア・ラ・フェルム・ドゥ・シンジロウ)」になっています。近くに行った際には一度寄ってみたいと思います。
産地報告では、長崎県「株式会社大地のいのち」の生田様、岐阜県「有限会社橋場農園」の橋場様にお願いいたしました。大地のいのち様では、昨春に過疎化の離島で廃校になった中学校の跡地を利用し農産加工場を建設し、ジュースや干しイモ、冷凍焼きいもなどを製造しています。
新規で募集した従業員はすべて島の主婦の皆様で、それまで島では女性の方の仕事が少なかったとのことで地域貢献にも役立っているようです。又、ミカン栽培では、高齢化が進み、人手不足が課題となっています。大地のいのちでは従業員が収穫や運送などの仕事を請け負うことで農家の作業軽減を図り、産地の存続に努めています。
橋場農園様は、トマト栽培を中心に冬場の労働確保のため椎茸栽培も行われています。おいしい時期に収穫したトマトを使ったジュースの製造も行い、6次加工にも取り組んでおられます。
また、競争に負けないように、農産物の世界的な品質基準であるグローバルGAPも取得され、従業員の皆様の意識改革にも繋がったとのお話でした。何よりも、従業員の方を大切にされていて、笑顔で出勤ができるような会社づくりに取り組んでおられます。
最後に参加者の皆様で意見交流が行われ、生産者と組合員の皆様の間で有意義な時間を過ごすことが出来ました。
今回、ご参加いただきました皆様、どうも有難うございました。
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