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2019年04月26日農産ブログ

新潟県魚沼郡津南町「大地」を訪問しました

商品部のYです。
4月12日(金)、コープファミリー「大地のなめこ」でおなじみ、新潟の(有)大地さんを訪ねてきました。

本社は標高300mほどの高地に所在。ここ魚沼郡津南町は、日本屈指の豪雪地域でコメの産地としても有名です。今回はその本社と、現在コープファミリーでご案内中の「雪下にんじん」の圃場に行ってきました。

まず向かったのは、「雪下にんじん」の圃場。本社からさらに70~80mほど登った契約農家さんの畑です。今年は暖冬といわれ、北陸でも「異常気象」と認定されるほど積雪量は少ない年だったのですが、こちらはさすが豪雪地帯!4月を過ぎても雪の量はゆうに1mを超えていました。ちなみに北陸3県が記録的な大雪だった昨年の同じ時期はまったく雪がなかったというのだから不思議なものです。

収穫作業はまず雪かきから始まります。3~4反単位で雪をすかし、それからトラクターで埋まった人参より深いところから土を掘り起こして最後に手作業で収穫していきます。雪すかしだけでも1日がかりの作業。雪が硬いとさらに手間取ることになります。ほんとうに骨の折れる農作業です。こうして難産の末うまれた人参は、糖度が高く、まるで柿のようなフルーティーな味わい。これなら人参嫌いのお子様も嫌がらず食べてもらえることでしょう!なぜなら、、、恥ずかしながら人参が苦手な小生も、掘りたての生をどれだけでも食べる事ができたんです!40歳を過ぎてもまたひとつ成長した気がします。

この新潟の「雪下にんじん」、企画は4月1回~5月1回の約1ヶ月です。期間限定ですのでお見逃しなく!

人の高さほどの雪が。 この雪の下に人参が眠ってます。
人の高さほどの雪が。 この雪の下に人参が眠ってます。
収穫中のにんじん圃場
収穫中のにんじん圃場
190426-4
掘りたての「雪下にんじん」
雪室。扉を開けたら手前まで雪が! 扉の高さだけでも5m以上あります。
雪室。扉を開けたら手前まで雪が!
扉の高さだけでも5m以上あります。

次は本社。本社の隣には「雪室」と呼ばれる蔵が2棟あり、そこで柑橘類やじゃがいもなどを貯蔵していました。「雪室」とは、文字通り雪を利用した貯蔵庫のこと。冷蔵設備が必要ないため電気代はほとんどかかりません。まさに無限の自然エネルギー。津南町には地の利を生かしこちらを含めこの雪室が4棟あるそうです。

毎年1回500t(1棟あたり)もの雪を入れます。500tって言ってもピンとこないかも、、、ダンプカー50台分と言ったほうが伝わりやすいですね。それでも1年間雪は溶けずに残っているそうです。年に1度、2日間かけて汚れた雪から新しい雪に入れ替える作業を行っていると言います。

最後に選果場も見学。サイズは3S~2Lまで7種類に選別しています。小生もベテランのパートさんに混じって参加させてもらいました。みなさん、箱詰めまでの一連の作業を、“熟練の技”で手際よく行っていました。