組合員Q&A
商品(食品)について
成形肉とはどんな肉ですか?
- 商品の肉類に、成形肉という表示をされているのがありますが、普通の肉と成形肉との違いを知りたいです。
- 成形肉とは、手の加えられた加工肉を指します。
ステーキや焼肉用などのお肉を柔らかくしたり、旨みを増やすための加工を施したお肉のことです。
1. スリット加工
肉の表面に切れ目を入れて繊維(筋)を線状に切る加工です。切れ目の間隔や深さは肉の種類や部位により変わります。肉に歯が入りやすくなり柔らかくお召し上がり頂けます。
2. 筋切り加工
スリット加工同様に肉の繊維を切る加工です。肉と肉の間にある特に大きな筋を切ったり、剣山で肉を指したりして筋を切ります。
3. 牛脂注入加工
お肉に牛脂を注入する加工の事です。牛脂を注入することで赤身の固いお肉が程よい脂身の柔らかいお肉に変わります。加工方法は、圧力をかけて染み込ませる方法、お肉に注射針を刺して牛脂を注入する方法がございます。ハムやベーコンも同様の方法で製造されている、お肉の一般的な加工方法です。
4. 熟成旨み加工
お肉に酵素を注入し、酵素の力で旨みを増やす加工の事です。加工方法は牛脂注入加工と同じ方法です。酵素を含んだ液体をお肉に注入することでお肉のたんぱく質が酵素の力により旨みであるアミノ酸に分解されます。これによりお肉の繊維がほどけ柔らかくなります。また、成型肉とは細かなお肉を固めたものです。