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2022年05月10日農産ブログ

石川県白山市「加登農園」に行ってきました!


5日9(月)、「加登さんの梨」でおなじみ、加登農園さんを訪ねてきました。

園地は4反が4枚で1.6町歩(約16,000平方メートル・約4,800坪)。
梨は受粉から着果までの積算日照が約150時間必要と言われています。

昨年・一昨年は、4月の受粉期に低温や雹害に見舞われ収穫量が大きく減りましたが、今年は今のところそういった被害もなく順調そのもの。2019年以来、3年ぶりの収穫量を見込んでいます。

この4月から果物を担当することになり、初めて加登さんを訪問し話を聞いたのですが、この辺りでは誰もやっていないという労を惜しまぬ育て方に仰天しました!

通常なら空に向かって伸びる枝葉はそのまま放っておくのですが、加登さんは誘引でわざと枝を倒し、日光を当て栄養が実に回るようにしてたくさん実をつける手法を取っています。これをそれぞれの木の枝1本1本ですから、本当に気の遠くなるような作業だというのが分かります。

そうすることで、枝のひと節になる実が増え、食味も良くなるらしいのです。これは、先代から受け継がれる手法で、まさに先人の知恵。

このほかにも、剪定した枝を集め、炭にして木の根元を1周するように地中に埋めることで根をより深く大きく伸ばす手法なども父親の代から続けているそうです。それにより、養分をたくさん吸って、いきいきした木になるそうですよ!

この次は収穫直前、7月中旬~下旬にかけて訪問してきます!
そこで生育状況や品質状況を確認を行い、出荷基準を決めてきたいと思います。
旬の味覚到来までもうしばらくお待ちください!!

 実がなり始めました!今はまださくらんぼほどの大きさ。

 わが子のように木を眺める加登さん(手前)。2代目です。