co-opコープ北陸事業連合

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2022年08月25日農産ブログ

◆秋の味覚到来◆「信州産直組合」を訪ねてきました!


8月18日(木)、くもり時々豪雨時々晴れ。
今年の8月は全国的に不安定な天候が続きましたが、その日はそれを象徴するような変わりやすい1日でした。

信州産直組合の所在地は長野県中野市。りんごの一大産地とあって、辺りにはりんご農園が数多く存在します。

今年は、梅雨明けが早く、干ばつによる“ヤケ”が心配されましたが、その後も適度な雨が降り順調に生育しているとのこと。

  園地に着くと貴重な晴れ間が!

今回の訪問目的は、生育状況の確認と、毎年生産者を集めて開催する「出荷基準検討会」に参加すること、いわゆる「目揃え会」です。

会議では、今年の生育状況や作柄に合わせて出荷基準を決めます。
自然が育む産物ゆえ、果物にはスレ傷や着色不良などが大なり小なりあります。
それを出荷の際どこまで許容するか、という難しい基準作りを毎年行うのです。

今年は生育良好ということで、過去最悪とも言われた昨年の基準から“厳しめ”に戻すことが出来そうです。
「お金を出して買うものだから」「人にあげるものだから」、見た目も中身も良いものがいいに決まってます。

  まだ全体的に青く、着色まであと1~2週間といったところ。

ただ、生産者が我が子のごとく手間暇かけて、愛情たっぷりに育て上げた果物が、少し見た目が悪いだけで行き場を失うということが日常的に起こっています。それは、全国すべての産地で例外なく起きていることです。

  鳥がつついたものも多数

コープ北陸では、信州産直のりんごを取り扱う他の生協とともに一定の基準を決め、ここからここまでは「良品」で、これ以下は「訳あり品」で、このレベルはさすがに出せないから加工品(ジュース、ジャム等)に回してね、っていう“物差し”を生産者さんと一緒に作っています。

許容できるか、できないかも人それぞれの価値観です。
許容できれば納得して食べてもらえる、できなければお申し出につながる、難しい永遠の課題です。

  青いりんごを採って試食。まだ少し酸味が残ってますが、しっかりりんごの味が付いてました。

決まった基準は、コープ北陸で月1回開催される商品委員会でも確認し、組合員にもブログなどを通じて公開していきます。

  シャインマスカットも収穫間近!

  ぶどうも元はこんな感じです。

『産地応援』を旗印に、どうか皆様の深く広いご支援、ご理解をお願い申し上げます。

信州産直組合のりんご出荷基準

つがるりんご(品種)の出荷基準