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2023年10月23日農産ブログ
和歌山県「紀ノ川農協」を訪問しました!
こんにちは、農産バイヤーの吉岡です。毎度ご覧いただきありがとうございます!
10月に入ってすぐ和歌山県の紀ノ川農協へ訪問してきました!
今回は特に美味しいみかんができるという有田地域を中心に産地を回りました。
見事な“段バタ”
昨年訪ねた高垣さんご夫妻は、高齢ということもあり今年から隣接園地の所有者である亀井さんに管理を手伝ってもらっているそうです。
亀井さんはもともと紀ノ川農協の組合員ではないのですが、今回を機に紀ノ川農協に加入。すると、芋づる式に若い農家仲間が5名ほど加入し、平均年齢も一気に下がったと言います。
高垣さんの園地を引き継いだ亀井さん
実際にお会いしお話をさせてもらったのですが、30歳と若く快活な青年で、日本の農業の未来も捨てたものじゃないと感じました!
さて、肝心の作柄ですが、今年は裏作により昨年より1割ほど減。雨が少なく小ぶり傾向、高温続きだったため酸抜けも早いそうです。要するに量は少ないですが、甘く美味しいみかんが多いとの事。
有田生まれの品種“田口早生”
この後、11月中旬にメインの早生みかん、12月20日過ぎには中生みかんが出回ります。色の完着は11月頃からで、一般的なオレンジ色のみかんが店頭に並ぶことになります。
一般消費者が食するみかんの7割はこの早生みかんに当たり、ここ有田地区発祥の「田口早生」は全国でも栽培されるほど人気の高い品種。有田みかんを代表する品種です!
すでに酸抜けしていて甘い
有田と他産地との違いは何と言っても土質。水はけが非常によく、水を吸えないというストレスから糖度の高い、甘いみかんが育つのです。
段々畑の土を見ると、瓦チップのようにパラパラで、雨が降っても下に流れ、すぐに乾燥するのが特徴だそうです。
有田特有の土質
最近はカメムシが大量発生しているようで、地元のJAや行政からも通達が出ているようです。
蚊と同じで、気温が高すぎると出ることは少ないようですが、少し気温が下がってくると発生し出し、みかん農家を悩ませています。天敵もいなくなりカメムシにとっても過ごしやすい環境になってきたというわけですね~。
カメムシに食われたみかん
カメムシは果皮の上から口ばしを刺して吸うみたいですが、その穴は目検で発見しづらく、刺した部分から中の果肉が徐々に腐っていきます。樹上で劣化したものは最後には落果するらしいのですが、刺して間もない場合は気づかず収穫してしまうことが多いのです。
こちらも高糖度生産者の三木さん。高齢で足腰が弱ってきているみたいです
「高糖度有田みかん」は12月3回から3kg箱企画でスタートし、迎春早割チラシにも掲載されます。
年明けはお求めやすい500gパックもご用意。1月いっぱいまで続きます。
産直有田みかんの登場までもうしばらくお待ちください!
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