社会貢献のとりくみ
サンゴ礁は多様な生物を育み、もずくの生育に必要な栄養分や酸素を作り出す生態系バランスを保つうえで重要な役割を果たしています。しかし、今この貴重なサンゴ礁が地球温暖化等で世界的に減少している危険な状態です。
コープ北陸事業連合では、恩納村漁協、味付もずくメーカーの井ゲタ竹内と協力し、 味付もずくの利用代金の一部をサンゴ基金に充て、サンゴ礁の海を育む活動を支援しています。
もずくの産地 沖縄県恩納村
味付もずくの産地、沖縄県恩納村。沖縄県中央部西海岸に位置する人口約1万人の細長い村です。遠浅のサンゴ礁域※1が広がり、きれいな海水と安定した水温、豊富な太陽の光が良質なもずくが育つ環境に適しています。
※1サンゴ礁域とは、サンゴという生物が作り出す独特の地形と、そこに暮らす多様な生き物たちの生態系のことです。
2024年夏 大規模な白化現象が発生
2024年夏、沖縄近海の海水温が上昇し、大規模な白化現象が発生しました。高水温等のストレスでサンゴ組織内に共生する褐虫藻(かっちゅうそう)が抜け、白くなることを白化現象といいます。白化=死滅ではありませんが、この状態が長く続くとサンゴは死滅してしまいます。死滅したサンゴには藻が付き、茶色く変色します。
サンゴ礁再生事業とは
再生不能となったサンゴの処理・基台の回収と生き残ったサンゴを育成し、今後のサンゴ養殖につなげます。
2025年度中は新たなサンゴの植え付け活動は行いませんが、親サンゴの成長に合わせて2026年度からの再開を目指していきます。
サンゴ基金対象商品
サンゴ基金対象商品マークのある商品を利用すると、1パックにつき1~2円がサンゴ基金として積み立てられ、環境保全の活動につながります。みなさんもぜひご利用ください!

味付太もずく(個食パック)
コリコリと歯ごたえのある太もずくをまろやかな三杯酢で味付けしました。

味付糸もずく(個食パック)
ツルツルッとしたのど越しの糸もずくをまろやかな三杯酢で味付けしました。
2024年度分のサンゴ基金は、とやま生協・コープいしかわ・福井県民生協の合計で415,001円となりました。基金はサンゴを再生させる活動として、再生不能となったサンゴの処理と基台の回収、今回生き残ったサンゴから今後サンゴ養殖の元となる親サンゴの育成費用等に充てられます。
今後もコープ北陸事業連合では、とやま生協・コープいしかわ・福井県民生協とともにサンゴ基金の取り組みを継続してまいります。