おいしくたべるコツ
☆解凍実験(魚介類)
実際に「秋鮭の便利カット(皮とり)」を解凍・調理してみました!
目 次
解凍実験してみました
「秋鮭の便利カット(皮とり)」の包材には、解凍方法の記載はありませんでした。
今回は、冷蔵庫解凍と流水解凍、未解凍での3パターンにて解凍調理比較実験を行いました。
(実験データ:冷蔵庫内温度 1℃、水温 12℃)
冷蔵庫解凍
冷蔵庫に移し、4時間で解凍ができました。触ると硬い所はなく、しっかり解凍できています。
熱したフライパンに入れ、中火でバターソテーし、中心部分まで熱が通るようにじっくり焼きました。
約7分で全体に火が通り、焼き目が付きました。
流水解凍
ボウルに袋ごと入れ、流水をかけました。約15分で触ると表面は柔らかく、ほぼ解凍されました。
熱したフライパンに入れ、中火でバターソテーし、中心部分まで熱が通るようにじっくり焼きました。
約15分で全体に火が通り、焼き目が付きました。
未解凍
熱したフライパンに凍ったままバターソテーし、中心部分まで熱が通るようにじっくり焼きました。
約15分で全体に火が通り、焼き目が付きました。
解凍調理実験の結果
解凍方法 | 解凍時間 | 調理時間 | ドリップ量 |
---|---|---|---|
冷蔵庫解凍 | 4時間 |
7分 | なし |
流水解凍 | 15分 | 13分 | なし |
未解凍 | - | 15分 | なし |
- 解凍できるまでの時間は流水が15分と、冷蔵庫解凍と比べて大幅な短時間で解凍ができました。
- 調理時間は完全に解凍されていた冷蔵庫解凍が短時間で、中心部が半解凍の流水解凍や未解凍では火が通るまでに時間がかかりました。
- 冷蔵庫解凍では前日から解凍する事も想定して長時間(18時間)入れておきましたが、冷蔵庫解凍も流水解凍もドリップはでませんでした。
試食アンケートの結果
それぞれを食べ比べてもらい、食感と水分量に分けてコメントをしてもらいました。下の表は違いを感じた方のコメントですが、その一方で違いが分からなかったという方も複数ありました。(回答者数10名)
解凍方法 | 食感 | 水分量 |
---|---|---|
冷蔵庫解凍 (解凍後 冷蔵庫保管) |
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|
流水解凍 |
|
|
未解凍 |
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まとめ
鮭はそもそも水分量が多くない魚種のためか、冷蔵庫解凍・流水解凍ともドリップはほぼ出ませんでした。調理後の見た目に違いは見られませんでしたが、試食アンケートでは、圧倒的に冷蔵庫解凍の評価が高く、未解凍の評価が低い結果となりました。その一方で、食べ比べても「違いが分からなかった」という回答も複数ありました。
水産担当より
「秋鮭便利カット(骨とり)」は、冷蔵庫で解凍(3~4時間、指で押して表面が柔らかくなった程度)後に調理していただくのが理想です。しかし、切身自体が20gと小さいため、冷凍のまま調理いただくことも可能な商品です。
「秋鮭便利カット(骨とり)」は、冷蔵庫で解凍(3~4時間、指で押して表面が柔らかくなった程度)後に調理していただくのが理想です。しかし、切身自体が20gと小さいため、冷凍のまま調理いただくことも可能な商品です。